おしえて!! CardWirthEditor

キミに決めた!

冒険者
うわ、なんでこんなことできるの?
宿の亭主
うわ、なに驚いてんだ?
冒険者
凄いわ、このシナリオのバトル。
敵がスキルも使わずに回復してる。
宿の亭主
変わったバトルだな。
で、どうして凄いんだ?
冒険者
だって「効果コンテント」などの対象を指定して発動させるコンテントって、敵は選択できないじゃない。
宿の亭主
ん? できるぞ?
冒険者
できないわよ!
「効果コンテント」の設定にそんなのないじゃない!
宿の亭主
ま、まぁまぁ……落ち着け。
確かに「対象を敵にする」という設定はないな。
だが、「敵を選択中にする」ことはできる。
冒険者
選択中?
それって、メンバ選択とかで選ばれているPCのことでしょ?
宿の亭主
そう。
しかしメンバ選択で敵は選択できないので、特殊な方法を用いるんだ。
冒険者
特殊な方法……まさか、面倒な方法じゃないでしょうねぇ?
宿の亭主
いいや、至ってシンプル。
ただ単に敵に「目印」をつければいいだけ。
冒険者
目印ぃ? なにそれ?
宿の亭主
まぁアイテムでもスキルでも召喚獣でもいいんだが、とにかく「選択したいヤツだけの目印」を敵に持たせるんだ。
アイテムカードやスキルカードは敵が使用することもあるので、純粋な目印としては召喚獣カードが使われることが多いかな。
冒険者
ふぅん、持たせておしまい?
宿の亭主
いや、ここまでが準備だ。
次は「目印を持ったヤツを選択する」イベントを作る。
これは下の様になる。

召喚獣カードを目印として敵を選択する例

冒険者
……これだけ?
宿の亭主
これは召喚獣カードを目印として使用した場合の、敵を選択中にする例だ。
召喚獣分岐コンテント「召喚獣分岐コンテント」を使用して目印の召喚獣カードを選択する。
この時、召喚獣分岐コンテントの設定で適用範囲を「フィールド全体」にする。

カードコンテンツの設定

冒険者
どうして「フィールド全体」にしないといけないの?
宿の亭主
「このバトル画面内で『敵選択用』の召喚獣カードを持っているヤツは誰?」ってことを調べるわけだからな。
フィールド全体にしなければ敵まで調査範囲が及ばん。
冒険者
なるほど〜。
宿の亭主
さぁ、これで『敵選択用』の召喚獣カードを持った敵は「選択中」になった。あとは効果コンテントで回復させるだけだ。
もちろん判定対象は「現在選択中のメンバ」だぞ。
冒険者
結構簡単ね。
宿の亭主
うむ。
今回は効果コンテントを使うだけだったが、このテクニックを応用すれば、他にも色々なことができるはずだ。
冒険者
例えば?
宿の亭主
……それは自分で考えよう。
冒険者
そんな適当でいいのかしら?
宿の亭主
方法さえ覚えれば、後は己のアイデアのみ!