おしえて!! CardWirthEditor
キーコードって何?
さて、洞穴に到着して、まずは門番のゴブリンをどうにかしないとって場面ね。
「ゴブリンの洞窟」と同じ展開にするんだな。
でさ、「ゴブリンの洞窟」だと、門番のゴブリンのカードに対してスキルを使うと、話が進むじゃない。
あぁ、「眠りの雲」を使うと、ゴブリンが眠ったりな。
そうそう。ああいうイベントってどう作ればいいの?
ふむ。
こういうイベントを作る場合、「キーコード」を利用するんだ。
ん? きぃこぉど? 何それ。
プレイオンリーの人にはあまり馴染みのない言葉かもな。
それで何なの? キーコードとやらは。
CardWirthでは、アイテムやスキルなどに「キーコード」というコードを設定することができるんだ。
コードを設定する? ……例えば?
例えば、「暗殺の一撃」のスキルには【攻撃】と【暗殺】というキーコードが設定されている。
へぇ〜。他には?
他には、アイテムで言えば「傷薬」には【治療】というキーコードが設定されているんだ。
で、なんで「キーコード」を設定する必要があるの?
じゃあ「キーコード」の利用法を説明しよう。
例えば「鍵のかかったドア」を開けるイベントを作るとする。鍵を開けるには「ドアの鍵」が必要だな。
まずはアイテムで「ドアの鍵」を作ってみよう。
カードウィンドウの
でアイテムを作るのね。
キーコードはどこで設定するの?
下のイメージを見てくれ。
こんな感じに「イベント発火のキーコード」で設定する。
ここでは「ドアの鍵」というキーコードを設定した。
キーコードは5個まで設定できるのね。
じゃあ、これに対応する「鍵のかかったドア」のイベントを見てみよう。
まず、エリアに「ドア」のカードを配置する。
次に【イベントビュー】にうつり、今作った「ドア」に対してイベントを作ろう。
「ドア」の項目をクリックし、上の「システム」と書かれたドロップダウンリストから「キーコード」を選択する。
そして、右の「攻撃」と書かれているところに「ドアの鍵」と入力し、
を押す。
すると、下の様な感じになるはずだ。
で、ここで作ったイベントは「ドアの鍵」というキーコードを読み取れば始まるってこと?
そういうこと。
「ドア」のカードに、アイテム「ドアの鍵」を使ってやればイベントが始まる。
ここに鍵が開くイベントを作れば「鍵のかかったドア」完成だ。
なるほど。たまにシナリオに出てくる通行人に攻撃するとイベントが起こるけど、あれは「通行人」が「攻撃」のキーコードに対応してるからできることなのね。
……お前、いつも通行人に攻撃してるのか。
キーコードが「鍵」だとすれば、対応するイベントは「鍵穴」ってわけだ。
ねぇ、一つのイベントに複数のキーコードを対応させることはできるの?
できるぞ。イベントにキーコードを追加する場合は
をクリックだ。
あと、キーコードごとにイベントを作ることもできるが、その場合はイベントの「順番」に気を使おう。
例えば、「攻撃」というキーコードを持ったイベントを一番上に、「治療」というキーコードを持ったイベントを一番下に設定したカードに対して、「攻撃」と「治療」のキーコードを持つスキルなりアイテムなりを使用した場合、発生するイベントは「攻撃」のキーコードイベントだ。
つまりキーコードは上から順番に反応するということだな。イベントの順番はイベントビューの△▽ボタンで上下できる。
「攻撃」と「治療」のキーコードを持つスキルってのもアレだけどねぇ。
ちなみに、Ver1.28からカードの名前が自身のキーコードに組み込まれるようになった。
例えば「居合斬り」カードには「居合斬り」という名のキーコードが自動的に設定されるんだ。
使われたカードを名前で判別できるようになってるわけね?
うむ。これによって特定のスキルを使うと、それに対応した決め台詞を言うイベントを作ったり、別のシナリオで使われた武器を使うと、特別にイベントが発生したり……なんてことが容易にできるんだ。
なので、実は上で紹介した「ドアの鍵」の例は、カード名がキーコードとして反応するので、わざわざ「ドアの鍵」アイテムにキーコードを設定しなくてもちゃんとイベントは動くのだ。
リューンで売っている武器やスキルに全部対応したシナリオ……っていうのも素敵じゃない?
その分手間もかかるけどな。
また、攻撃が当たったか外れたかもキーコードで識別できるようになっている。
当たった場合は「キーコード名○」、外れた場合は「キーコード名×」というキーコードが発生するようになっているんだ。
つまり、こんな感じで作ればいいわけね。
うむ。
通常のキーコードと、特殊なキーコードをうまく使えば、様々なギミックを持ったイベントやバトルが作れるはずだ。
いろいろと試してみるといいかもな。
前へ
メニュー
次へ