おしえて!! CardWirthEditor

エフェクトブースターってなに?

冒険者
まず、エフェクトブースターってなんなの?
宿の亭主
うむ。
エフェクトブースターとは、CardWirthにおける画像描写をパワーアップさせる機能のことだ。
冒険者
画像描写をパワーアップ?
宿の亭主
そう。
CardWirthで、画面上に画像を表示させる方法は知っているな?
冒険者
もちろん。
背景変更コンテント「背景変更コンテント」で背景画像やセルを表示させることができるわ。
あと、セルはフラグを設定することでも表示・非表示を制御できるわね。
宿の亭主
その通り。
セルは自由に画像を表示させるための便利な機能だな。
冒険者
セルを使えばアニメっぽいこともできるし、もう十分パワーがあると思うけどなぁ。
宿の亭主
はたしてそうかな?
じゃあ、今言ったアニメをセルを使って作ってみよう。
画像を画面の左から右に移動させるだけの簡単なヤツをな。
冒険者
楽勝よ。任せなさい。
宿の亭主
あ、素材はこれを使え。

ボール君

冒険者
なにこれ。
宿の亭主
いいから。
冒険者
はいはい。
じゃあ、まずは背景変更コンテントを配置。
プロパティを開いたらセルの作成ボタンで素材の画像を指定ね。Maskは「ON」、簡単設定から「元のサイズ」を指定してっと。

1コマ目

冒険者
早速1コマ目ができたわ。
宿の亭主
うむ。
冒険者
で、2コマ目の作成ね。
今作った「背景変更コンテント」をコピー&ペーストして、プロパティを開く。
そしてセルの位置をちょっと右に動かしてっと。

2コマ目

冒険者
これで2コマ目ね。
宿の亭主
そうだな。
冒険者
じゃあ3コマ目。
同じようにコピー&ペーストしてセルを右に動かして……。
 
(……)
冒険者
ふぅ。完成よ。

セルでアニメーションさせる例

宿の亭主
じゃあ実際にCardWirthで見てみるか。
冒険者
どうぞ。
宿の亭主
……うーん、動きが早すぎるな。
冒険者
あら。
じゃあコマの間に空白時間挿入コンテント「空白時間挿入コンテント」でウェイトを入れて……。

ウェイトを入れた例

宿の亭主
ちょっとは遅くなったな。
冒険者
これで完璧ね。
宿の亭主
でもちょっと動きがカクカクだなぁ。
もう少し滑らかに動かせないか?
冒険者
滑らかにって……これ以上コマを多くしなきゃだめってこと〜?
宿の亭主
難しいか?
冒険者
そんなことしたら、背景変更コンテント空白時間挿入コンテントが凄い数になっちゃうじゃない。
宿の亭主
そう。
ちょっと細かな動きをさせようと思うと、普通のセルの使い方では面倒ってことだ。
冒険者
確かにねぇ。
宿の亭主
そこで出てくるのが、エフェクトブースターなんだ。
冒険者
おお?
宿の亭主
エフェクトブースターで扱えるファイルの一つに「JPY1ファイル」というものがある。
このJPY1ファイルをセルとして使うと、簡単にアニメーションさせることができるんだ。
例えば、今のアニメをエフェクトブースターを使ってやると以下のようになる。

エフェクトブースターを使用した例

冒険者
え!? 背景変更コンテントが一つしかないじゃない!
宿の亭主
アニメさせる時の画像、位置、移動数、ウェイト時間……それらは全てJPY1ファイルの中に設定されているんだ。
だから、実際に使うときはJPY1ファイルをセルとして指定するだけでいい。

JPY1ファイルの使用イメージ

冒険者
ふむふむ。
セルで一個一個やるやり方に比べると、こっちのほうが確実に楽そうね。
宿の亭主
だろ?
これがエフェクトブースターによる画像描写のパワーアップの一つってわけだ。
冒険者
なるほどねー。
他にもパワーアップされているところはあるの?
宿の亭主
もちろんあるぞ。
画像に色やフィルターをかけたり、反転させたり、文字を画像として表示させたり、画面をコピーしたり……。
冒険者
結構面白そうじゃない!
早く教えて教えて。
宿の亭主
まぁ落ち着け。
とりあえず、まずは基本から始めよう。
冒険者
また基本かぁ……。
宿の亭主
何事も基本が大事だ。基本さえ覚えれば、あとはその応用でしかない。
CardWirthEditorの時だってそうだろう?
冒険者
そうね。 一つ一つばっちり覚えてやるわ!